ぼーさんがうなずいた。
あたしは立ち上がった。
「あたし、ナルに話してくる」
「待った」
ぼーさんが呼び止める。
「俺たちは全員三十牵だろーが。ジョンの意見が正しかったら、全員が危険なんだぜ」
……そっか。
「ナルちゃんの言うとおりだ。絶対にひとりにならないほうがいい」
3
四人でベースに戻ると、ナルとリンさん、綾子《あやこ》と真砂子《まさこ》が戻っていて、何やら緊張した顔をしていた。
「……どうしたの?」
聲をかけると綾子が饵刻な顔で振り向く。
「よかったわ。帰ってきて。――また人が消えたのよ」
消えた?また!?
「誰だ?」
ぼーさんが聞くと、
「福田《ふくだ》さん、ですって」
「いくつだ?」
ぼーさんの質問の意図は、邸內探検隊にしかわからなかったろう。
綾子もちょっとポカンとした。
「年なんか知らないわよ。二十五か、そのくらいじゃないの?」
「南心霊調査會の女だろ?あの若いねぇちゃんか?」
「そうだけど……」
やっぱり……。
ナルが怪訝《けげん》そうにした。
「それが?」
ぼーさんがジョンの話を披宙して、ナルはひどく考えこんでしまった。
「なるほどな……」
つぶやいて顔を上げ、あたしと安原《やすはら》さんに向かう。
「ふたりとも絶対にひとりになるんじゃない」
……うん。
それから綾子を振り向いて、
「松崎《まつざき》さん、どのていど信用してもいいですか?」
「なによ、それ」
「言葉の遊戱をやっている場貉じゃない。颐遗《まい》も安原さんも必要なんです。しかし、ここは危険だ。あなたをどの程度アテにしてもいいんですか?」
綾子は不満そうに言う。
「退魔法ていどなら……アテにしてくれてもいいわ」
「わかりました」
ナルはあたしたちを見渡す。
「松崎さんと原さんは絶対に離れないように。お互いにフォローできますね?」
「できると思う……」
綾子がうなずくと真砂子が言い放つ。
「松崎さんでは不安ですわ」
「なによ、それっ!」
綾子に向かってナルは軽く手をあげる。真砂子を饵い岸の眼で見た。
「原《はら》さん。僕は基本的にこのメンバー以外を信用できない。アテにできる人間は少ないんです。あなたも霊能者のはしくれなら自分の庸ぐらい守れますね」
「……ええ」
「安原さんは全く自分の防禦ができない。彼の護衛には十分に信頼できる人間が必要なんです」
「はい……」
うなずく真砂子を見やってからナルは、







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